プログラマは一定のスキルを身につければ、その範囲内で無理なく仕事をこなしていけるようになる。現場での仕事が忙しいと現状から抜け出すのが難しくなり、スキルアップを継続できないケースも珍しくない。しかし、プログラマにとって継続的なスキルアップは肝心だ。
理由としては、仕事に対するモチベーションが大きく変わることを挙げられる。惰性で仕事をすると充実感ややりがいが減ってくるし、あまり考えずに働くようにもなる。こうした状態が続くと不満やストレスが強くなり、精神的疲労感に圧迫されるだろう。一方で、スキルアップしようという気持ちがあると、より速くより美しいプログラムを作ろうと努力するため、毎日の仕事にも刺激が生まれる。仕事の出来も質が高くなり、会社からの評価ややりがいも大きくなるはずだ。
さらに、プログラマとしての人材価値が高まり、転職が有利になるメリットもある。結果として、今までよりも高い収入を提示されたり、高い役職に就いたりすることも考えられるだろう。IT業界は基本的に実力主義を第一に人材を採用する傾向にあるため、年齢が低くてもスキルが高ければその分高い評価をもらえることが多い。
スキルアップを続けて対応できるジャンルを広げることで、先端技術に携わる喜びも実感できるだろう。AIなどの新しい技術を使えるようになれば、人々の生活を豊かにするために、自分が何かしら貢献できているというやりがいを得やすくなる。